ＢＭＷの１シリーズ Ｅ８８のカブリオレですが、今回幌の張替及びブレーキの交換にヘッドライトの磨き、そしてヘッドライトやフォグランプのＬＥＤ化、そして既存のナビを取り外し、ＣａｒＰｌａｙが使えるディスプレイの取り付け依頼を頂きました。

　まずはなんといってもご依頼いただいた作業の中でも、今回メインとなる幌の交換作業をさせて頂きます。

　車両自体は年数も１８年ほど経っている割には、とても綺麗で調子もいいのですが、幌に着くリアガラスは幌とガラスの間から水が入るようで、ガラスの周りはコーキング剤で一周グルッと補修されており、そこだけを見ると少し痛ましく感じます。

　交換用のキャンバストップは社外品での対応となります。このキャンバストップはＢＭＷを始め、アウディやボルボなどに採用されている生地です。キャンバス地の密度は細かく厚みもあり、中間層に防水層があり雨水の浸水などはほとんど皆無です。カラーも１０色ほどありますが、今回は純正の黒とは異なるブルーの生地を選んで頂きました。

　幌の張替作業は当社でも何度か経験がありますが、２年に一度あるか無いかの希な作業から困難な作業ではあります。しかし張替を終えた幌を見ても、社外品とは思えないほどしっかりキッチリと仕上がり、ほぼ純正品との差はありません。材質も純正と同じで、耐久性能もほとんど変わりないのなら社外品で十分だと思います

　幌の張替を終えたところで純正のナビゲーションを取り外し、タッチスクリーン式の７インチＴＦＴ液晶のディスプレイで、ＣａｒＰｌａｙやＡｎｄｒｏｉｄ Ａｕｄｏ、ＭｉｒｒｏｒＬｉｎｋに対応したディスプレイを取り付けます。

　また製品の中にはバックカメラも同梱されており、こちらはリレーを駆使しながら取り付けを致します。

　日本メーカーが販売するＣａｒＰｌａｙ対応ディスプレイユニットでは、２ＤＩＮ規格となることが多く、コンソール規格で設置場所の自由度がないものがほとんど、ＤＩＹでの取り付けみ難しいですがバックカメラを付けず、シガーライターソケットに差し込むだけであれば、簡単に設置することが可能です。