ＡＵＤＩ Ａ４の整備のご依頼を頂きました。作業はエンジンマウントとミッションマウントの交換となります。エンジンマウントはエンジンを受け止め、支えて振動を吸収し車内を快適に保ちます。よってマウントがつぶれると、車内は不快な振動と音で脅かされます

　こちらが交換のために取り寄せたエンジンマウント下２つとミッションマウント上となります。エンジンマウントは一風変わった形状をしており、アルミブロックの中にお猿さんがいるような感じなので、“猿人マウント”ですね

　エンジンマウント交換するにあたり、専用の工具でエンジンを吊るします。すでにエンジンマウントはつぶれてしまい、エンジンは下方に落ちてしまっており、一旦エンジンを上げないとエンジンマウントの交換は出来ません

　エンジンオイルでもミッションオイルでもない、オイルの垂れがありますがこれはエンジンマウントの中に注入されているオイルが漏れてしたたり落ちています。

　取り外した猿人マウントの首はちぎれ、頭は紙一重でかろうじて落ちていません。こうなると中のオイルは全て漏れ、すでに猿人の息はすでに途絶えており、本来の役割は果たすことはありません

　エンジンマウントほどのダメージはありませんが、エンジンマウント交換においてはミッションマウントも同時交換となります。作業が終わり最後にボンネットを閉めますが、エンジン本体がが２０ｍｍほど上に上がり、ボンネットを閉める際当たるのは？と思いながら気を付けながら閉めて作業は終了です

　エンジンマウントはＡＵＤＩに限らず、どの車両においても必ず付いています。もし不快な振動や音が気になるような事があれば、一度ご相談下さい。幸せな車内空間作りのお手伝いをさえて頂きます