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CAR CUSTOM WORKS
カスタム施工事例
フォルクスワーゲン パサート R36が入庫いたしました。今回はハンドリングをよりダイレクトにされたいということから、タワーバー取り付けのご依頼を頂いたのですが、生憎この車両用のタワーバーが見つかりません。したがってGOLF用を汎用してとも思ったのですが、わざわざ商品を取り寄せ合わせて見ますが難しいことが判明すでにアンチロールバー・サスとサスペンション関連は交換済みであることから、他の方法を探ります。
そこで今回挑戦してみる事になりました「リジットカラー」略して”リジカラ”です。リジカラはご覧の通り、ズバリスペーサーのことです。写真はフロントとリアの1台分のセットとなります。
このリジカラの取付方法と効果というのは、本来量産車に限らず、ボディーとサブフレームの接合部分はボルトで固定されている事が殆んどです。問題はズバリそのフレームの結合部で、ボルトを貫通させるためにフレームはボルトより、一回り大きいサイズで穴が空けられています。よってどんなにしっかり固定をしてあっても、ここの部分にズレが生じます。ボルトが多ければ多いほど、そのズレは大きなものとなるためせっかく剛性のある車でも、それを生かせられません。
そこでボルトの接合部分にリジカラを挟み込むことで、ボルトの遊びを無くしボディー剛性を上げることが可能となります。もちろん一箇所だけではなく、取り替えられるところは全て交換いたします。
また、特殊なテーパー部は、締め込む過程で外から押され、カラー内径が狭くなり、カラーとボルト外周部が最終的に面で密着固定されるよう設計されています。よってこのメカニズムで、ボディ、サブフレーム、ボルトが一体となり遊びが全く無くなり締結されます。またカラーは車種ごとに設計、適合車種はホームページからご確認下さい。
また車両を預けついでにTVキャンセラーも同時に付けて欲しいとのご依頼から、”pb”のCMMシリーズからTVキットを選びました。以上の取付作業では”リジカラ”一台分とキャンセラー施工で、約5時間ほどの作業となります