年末にパサートＲ３６のヘッドライトの純正ＨＩＤバルブの交換をお願いされましたが、ヘッドライト裏からの交換はとても無理という判断から、年を越してからの作業とさせて頂いていましが、本日交換のため入庫いたしました。

　純正交換用バルブには様々なタイプがあり、代表的なものとしてＤ１・Ｄ２・Ｄ４等ありますが、今回Ｒ３６に純正装着されているバルブは”Ｄ１Ｓ”といった、イグナイターとバルブが一体化されたもので、Ｄ１バルブはヨーロッパ車系の最新車種に搭載されているものです。

最初は何とかボンネットを開けて、ヘッドライト裏の蓋を開けてバルブを交換できないものかと思いましたが、どう見てもヘッドライト裏から作業が行えるスペースは無さそうです。よって試しに作業をしてみる事も無く、バンパーを取り外しヘッドライトを取り出し作業をすることとしました。バルブは蓋を開けた深いところに収まっており、これを狭い中手探りで交換することは不可能であったことは間違いありません。

　使用する電力は純正のＨＩＤと同じ３５Ｗなので、電力のパワーアップによる灯具へのダメージはありません。しかし通常の６０００Ｋに対し１２０％の光量パフォーマンスと純白色を実現しています。作業時間は２時間ほど（お客様の対応等で、実際は３時間強お待たせしてしまいました。大変申し訳ありませんでした)です。交換後は見た目も大変綺麗で、お客様は夕暮れに白い閃光を放ちながらお帰りいただきました