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CAR CUSTOM WORKS
カスタム施工事例
「いつかはクラウン」というキャッチコピーで象徴されたように、日本の最高級車として昭和58年に発売された、トヨタのフラッグシップのクラウンが入庫いたしました。当時はいつかはクラウンを略し「いつクラ」と呼んでいました。今回も僕の友人が突然購入し、ヘッドライトのHID化からナビゲーション、シャコタンにタイヤホイールの交換依頼をもらいました。
まずは実用性というところから、ヘッドライトがとにかく暗い特に歳をとると暗い夜道は視認性が低下、明るいに越したことはありません。よってここは”AIRZERO”の杯ロー切り替えタイプのHIDのHP6000を使いお目目を交換。このクラウンに似合わないかもしれませんが、背に腹は代えられません。とにかく明るくなります
特にナビゲーションの取り付けには苦労を致しました。2DINのナビを付けていますが、実は純正のオーディオは2DINではありません。また高級車であったことからオーディオも6スピーカーにアンプが絡んでおり、カプラー形状も独特のもので資料も全く該当ないため、すべては手作業で配線を調べつなぎ合わせるといった地道な作業に加え、車速センサーを探すに一苦労でした
シャコタン化についてはエスぺリアのスーパーダウンサスなるものがあり、これにショックも変えないとまずいだろうと、モンローのショックアブソーバーをセット致しましたが、ダブルウイッシュボーンのフロントサスペンション交換作業は、とても大変な作業で担当者は泣いています
タイヤホイールは古いBBSの1ピースホイールをオークションで落せとの指示通り落としたはいいのですが、車両に合わせたらセンターハブの径が合わず取り付けらません。よってワイドトレッドスペーサーを使いワイド化させながらホイールが装着しますが、そのままではホイールが内側に入りすぎてしまうことから、結果的にはスペーサーが必要です。
実をいうとこのいつクラ、先月の初めから預かっていたのですが、商品の用意から情報収集に加え、毎日の予定もある中で思うように作業が進まず、欠品中のスペーサーが上がってきたことで本日完成の運びとなりました。しかしサスはスーパーダウンのはずなのに、至って普通と想定外の事件もあり、今後の悪友の指示がどう出るのか少し心配