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CAR CUSTOM WORKS

カスタム施工事例

ヒンジはひん死

2017.10.10

 当社の昔ご紹介させて頂きましたブログを読まれたお客様から、同様のトラブルに逢われ当社にご相談を頂き、問題となるパーツが送られて来ました。

 車両はM≠aENZのR230のSLクラスで、取れて送られて来たフラップは本来このような状態にあります。

 そしてSLのルーフを閉める際ルーフのリンクを通すため、このフラップは下からリンクに押しあげられ開き、完全にオープンにした時はフラップは閉まるようになっています。

 SLのオーナー様はオープンにする頻度が高く、その度フラップは開閉を繰り返すのですが、フラップとパネルを繋げるヒンジがプラスチックであり、開閉数と経年劣化からそのヒンジはついには耐え切れなくなり割れ、ついにはフラップは取れてしまいます。つまりヒンジはひん死ase2

 そこで割れてしまったヒンジを再生するために、金属製の義足ならぬ義ヒンジをレーザーにてカットにて製作してもらい、割れてしまったヒンジの中央に切れ目を入れ、補修用ヒンジを差し込みサンドイッチにします。そしてヒンジのセンターがずれないように冶具にて固定をした後、特殊な2液性のボンドで固めます。

 完全に固まったところでパネルとフラップをオリジナルのロッドと、スプリングを元通りに戻せば再生終了です。今度は支える支点は金属製となるため、かなり乱暴な開閉を繰り返しても全く心配はありません。気になる修理代は片側15000円、両方で25000円となります。ただし修理にはオリジナルのバネとロッドが残っていることが前提となります。

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