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CAR CUSTOM WORKS
カスタム施工事例
M≠aENZ E55のステーションワゴンが入庫いたしました。本日は少しばかり劣化してきた、ヘッドライトレンズを交換してほしいとのご依頼を頂きました。ヘッドライトレンズにおいては最近では、ほとんどのメーカーの車種において樹脂となっています。
レンズの曇りは素材劣化からで、主原因は紫外線と熱です。ちなみにHIDヘドライトはアーク放電の原理なのでかなり強烈な紫外線を照射します。そのため電球のガラスにはUVカット機能が付いていますがハロゲンよりは紫外線量が多く、それが劣化原因の一端をになっている可能性はあります。今回のE55も例外ではなく、それほどひどくは無いにせよレンズの表面は明らかにくもりを帯びてきています
本来レンズ交換=ヘッドライトアッセン交換となり、対価として30万円ほどが必要となります。しかしこの車両においては交換用レンズが社外品としてリリースされており、今回は社外の交換用レンズにて若返りを図ることにします。レンズはたまたま当社の在庫としてあり、今現在このレンズの流通があるかは不明です。
レンズの脱着はヘッドライト本体に熱を鰍ッ、温まったところでレンズを取り外します。レンズとヘッドライト本体はブチルゴムで圧着されているため、基本的には取り外すことが可能となります。しかしこれが接着であったりするとレンズの交換はできなくなります
古いレンズを時間を鰍ッ本体から剥がすことが出来れば、用意した新しいレンズと交換致します。レンズとヘッドライト本体の間にブチルゴムを入れ、外す時と同様に本体に熱を加えレンズをはめ込み圧着させ元に戻します
このE55のオーナー様も大切に使われている故、ボディーもピカピカなのですが、ヘッドライトが曇ることで車はとても古く見えたりします。しかしレンズを交換することで、車の印象は見事に変わり、若き日の精悍さを取り戻しました。いわゆるアンチエイジングです