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CAR CUSTOM WORKS
カスタム施工事例
昨年末に当社が直接買い取りをしたSL55ですが、買取数日後購入ご希望のお客様が現車確認の為、遠方からご来店車両の確認をして頂いている途中、何と故障の表示がメーター内に表示されました
ABC(アクティブボディーコントロール)の故障表示がデカデカと突然出たかと思えば、しばらくしてフロントの車高はベタベタに落ちてしまいました。当然お客様はそのままお帰りになられましたが、僕は顔面蒼白ですテスターを当ててみるとABCャ塔vが完全に逝ってしまったようですが、修理は翌年へと持ち越されます。
今年に入りABCャ塔vのみならず、フィルターからオイルを新品にて用意しますが、幸い修理を前提に購入をしても良いという方が現れ、他に支障のありそうなパーツを洗い出します。
ABCャ塔vの交換には少しばかり手間取りましたが、これらの部品をひと通り交換した後、
ABCオイルを投入し、専用のコンピューターを車に繋いでエア抜き作業を致します。
前回もこの車両の車検は当社で承ったのですが、その時にもエンジンマウント・スーパーチャージャーのベアリング等、要交換をお勧めしますがその時ベアリングは交換したものの、マウントについては交換してもらえず気になっていたところで、今回はエンジンマウントとミッションマウントの交換もおごります
エンジンマウントとミッションマウントの交換は、いつも通りエキゾーストを下ろさなければ作業は出来ず、意外と大鰍ゥりな作業となってしまいます。
取り外したエンジンマウントは過去に例が無いぐらい、すっかりヘタリ切っておりすでにマウントしての役割は果たしておりません。それが証拠に交換前ではアイドリング時にはもちろんの事、加速時にとても嫌な振動が伝わり不快感がありましたが、結局そのツケが我々に回ってきてしまったようです
ここ4日間ほど続いたSL55の整備もほぼ今日で終了し、ABCャ塔vもビンビンに元気になりましたが、なんと言っても今までの不快な振動は全く無くなり、当たり前ではありますが普通で乗れる幸せを味わうことが出来ました