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CAR CUSTOM WORKS
カスタム施工事例
M≠aENZ W221のS63が入庫いたしました。以前より車両をお預かりした際、エンジンの振動が気になっていました。走行距離はまだ5万キロを過ぎたところですが、オーナー様にお勧めさせて頂き本日はエンジンマウント及び、ミッションマウントの交換作業をさせて頂くことになりました。
エンジンは通常エンジンルーム内にありますが、シャーシーに直接エンジンを載せるとエンジンの振動がダイレクトに室内に伝わってしまいます。そこでマウント(ゴムの塊のようなもの)を介して、エンジンの振動を吸収させます。
よってエンジンはシャーシーと切り離され、宙に浮いているような状態ですが、マウントが劣化してくる事により潰れてしまうと、エンジンの振動が少しずつセル室内に入ってくるようになります。
マフラーを全て取り外しエンジンを少し上に上げ、狭い隙間の中で作業を進めなければなりませんが、エンジンを少し持ち上げたところ何と茶色い血がしたたり落ちて来ました
エンジンを持ち上げた時にマウントが破れたのか否かは分かりませんが、ご覧の通りエンジンマウントは完全に死んでいるようで、新品のマウントと比べると全長で20mmほどは違うのではないかと思われます。
。またエンジンマウントは左右に一個ずつのたった2個で支えているため、エンジンのハンパない重量と振動、それに猛烈な熱攻撃に耐えに耐えなければなりません
こちらはミッションマウントで、左は取り去ったもので右と比べると取り付けステー上部の隙間が全く異なります。こちらもかなりの劣化が認められます。こちらはエンジンマウントが傷み交換となれば、ミッションマウントも同時交換をお勧めいたします。この3点を交換すれば、車内にはエンジンの振動も伝わらなくなり、静かで高級な車内空間を演出致します