ＡＵＤＩ Ａ５に乗られるオーナー様がＡＴの修理をして欲しいとのご依頼を頂きました。オーナー様によるとＡＴの変速において大きな衝撃と、エマージェンシーモードになると変速機が固定となっていまうようです。

　原因はＡＵＤＩのＤＳＧオイルの不具合から、変速機コントロールユニットの電子基板の配線周辺に硫化銅が成形され、成長した場合硫化銅を通して、配線間に微弱な電量が流れることから、正規の電気信号の通信が出来ず、ギア位置を検出出来なくなり、エマージェンシーモードに切り替わる恐れがあるとあります。

　このＤＳＧについてはＶＷ・ＡＵＤＩに採用されているもので、過去において４００台以上ものＤＳＧ不具合が報告された事により、ＶＷ・ＡＵＤＩのリコールがメーカー別・車種別に徐々に発表されました。対象車種は１０万台をはるかに超えるもので、昨年にはＡＵＤＩ Ａ４/Ａ５がリコールに加えられました。

　
　そしてこのＡＵＤＩ Ａ５クーペにおいても同様のＤＳＧが使われている訳ですが、何とＡ４においてはリコールの対象となりますが、何故かＡ５に対してはリコールの対象外となっているようで、リコールでの修理できないとＤ様で宣告されたそうです

　よって当社に修理のご依頼を頂いた訳ですが、当社も初めての作業となり明日までのお預かりとされて頂きました。それにしてもどう考えてもＡ５が対象車種とならない事が腑に落ちません

　台数的にＡ４と比べれば圧涛Iに少ない事から、事例も少ないという事からなのでしょうか？？幸いにして修理金額も決して安いわけでもありませんが、１４万円程であるため何とか頑張ることも出来ますが、これが５～６０万とくれば話は変わってしまいます