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CAR CUSTOM WORKS
カスタム施工事例
ベンツ W203が車検のため入庫致しました。今回は車検を通すか否かをずいぶんと悩まれたそうですが、結局通す事を決断されました。車検を通すならとことん修理して乗りたいとお考えのオーナー様はパッキンやプーリーの交換からW203定番のエアコンユニットからの異音の修理もさせて頂くことになりました。
まずはリアのブレーキが鳴くということから、点検してみるとパッドが無く、どうせパッドを代えるなら低ダストタイプで前後とも交換してくださいとのご意向からDIXCELのTYPE-Mをチョイスさせて頂きました。
次には今回の最大の山場と勝手に考えているエアコンの異音修理をさせて頂きました。
この異音とは、エンジンを始動した際にエアコンのフラップが全閉・全開と作動するときにモーターやフラップを動かしている歯車の歯が欠けることで歯車同士が噛み合わなくなりパキパキと音が出る現象です。
故障箇所の特定はテスターにて確認が出来ますが、異音の修理にはダッシュボードを外してエアコンユニットが見える状態にしなければなりません。ここにたどり着くまでが非常に大鰍ゥりでセンターコンソールからなにやら全てばらしていきますので、途中だけ見てしまうと無事に戻るのか?と心配になるほどバラバラになります。
今回はチャコールフィルターユニットをはじめ3箇所のモーターとギアセットを交換させていただきました。全部組み上げた段階でテスターにてリセットを行いフォルトが無いことを確認して完了となります。初めてでとても良い経験をさせて頂けたことに感謝です!
山場も越えたところで、次はセンターマフラーの交換をさせて頂きました。
以前にスーパースプリントのマフラーに交換させて頂いたC320ですが、もう少し音量を大きくしたいということで、同じくスーパースプリントのセンタマフラーに交換です。
これも車検前にご来店頂いた際に、車検のタイミングで納期が間に合わなければいらないとのことだったので間に合うかドキドキしておりました。交換自体はフランジ部でのボルトオンとなりますのでエアコン修理を終えた後の作業としては非常に簡単に感じました。
肝心の音はというと、交換前より若干大きくなった感じです。
車検整備中にクランクプーリーの振れとオイルクーラーからのオイル漏れも発見したのでこちらも納車に間に合うように発注、交換させていただきました。
全ての作業を終えたところで、テスターにてエラーメッセージやメンテナンスのリセット及び他に故障箇所が無いかの確認を行い完了となりました。
これで暫くは楽しく安心してお乗り頂けると思います。次回の車検もまたお待ちしております