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CAR CUSTOM WORKS
カスタム施工事例
先月の末に当社へ積車によって運び込まれたCL600です。先月の大雨時に水が室内に侵入したことから、エンジンが全く鰍ゥらなくなってしまいました。よって一度地元の修理屋さんから当社へと運ばれて来ました。
水の侵入経路ははっきりと分かりませんが、おそらくエンジンルームの助手席側に近い所から水が浸入、助手席フロアからリアシートの下まで水浸しです。実はこういった修理は厄介なもので、保険屋さんも現車を確認しながら廃車を進めて来ますが、オーナー様は修理の姿勢を崩しません
ベンツの専用テスター(DAS)を繋げてみるとリアサムとの通信が出来ません。リアサムは車両の後ろ半分の装備を制御しているコンピュータで、テールランプやフューエルャ塔v等も制御しているためこれが動かなくなるとエンジンも必然的に始動しなくなります。他にはランプ類の制御が出来なくなり、ランプが点かなくなったり付きっぱなしになったりと、イロイロな問題を引き起こします。
このリアサムは助手席側のリアシート下に位置しており、そのほかにも、コンピュータやセンサーがたくさん収められておりとても重要な部分です。今回はこれを取りあえず交換してみることから始めると、いきなりエンジンが始動拍子抜けというのか運が良かった言うのか、取りあえず出だしはいい感じです。エンジンが鰍ゥったことでベタベタだった車高も元に戻ります
エンジンルームを開けてみると室内への外気導入口の水抜き様の穴が詰まっており、配管内のゴミを取り除きます。他にもリアトランクからのの水漏れが無いかを引き続き検査中です。今回は安く済みそうな事から、保険を使わずして修理を進ることにします