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CAR CUSTOM WORKS
カスタム施工事例
新型Sクラス W222のS63 AMGが入庫致しました。本日は車高を下げられたいとのご要望で、本来ロワリングモジュールがご希望のようですが、ロワリングロッドでの対応しか現在はありません。
ロワリングロッドは“IID”です。ロッド両サイドの黒いアダプターとつなぐ真ん中のロッドは、上下逆ネジが切ってあります。よってこれを回すことで上下のアダプター位置が、縮めたり広げたりすることで、センサーをごまかし車高を変えることが可能となります。
フロント側は短いロッドを使用します。フロントはロッドの長さを純正より、長くすることで車高を下げることが可能となります。
そしてリアでは逆にロッドの長さを、短くすることで車高を下げる方向となります。つまりフロント・リアのロッド調整は真逆の調整が必要です。
フロントは純正でタイヤ接地面より、フェンダーアーチ上部まで717mmだったのに対し、調整後では705mmとマイナス12mmとなりました。
リアでは同様に720mmが710mmとマイナス10mmとなります。
取り付け作業を始め、車両を降ろして車高を計測、再度リフトに上げて調整しては降ろし計測。これを何度も繰り返していると、前後の調整は逆だし、ロッドを右に回せば良いのか左なのか、どんどん頭がこんがらがりオーバーヒートを起こしそうです。結局最初の数値がベストだったようで、数時間を無駄にしてしまいました