ホンダストリームにお乗りの若いオーナー様に、何度かご来店頂きカスタムについてのご相談を頂き、ご注文を頂いてからの取付当日がやってまいりました。車両は前日にお持込頂く予定でしたが、突然オーナーのお母様よりオーナー様が緊急入院されたとご連絡を頂き、作業を延期してほしいと予定の変更を余儀なくされました

　ところが、その日の午後に今度はお父様より病状が安定し、集中治療室から一般病棟へ移ったので、今から車を持っていくというご連絡を頂きました。緊急入院自体も驚かされますが、車を完成させることでお子様が退院に向け頑張れるのでは？というご両親のご配慮に強く心を打たれました基本はタイヤホイールの交換と、車高調整キットの取付及びボディーの所々にある傷を板金塗装にて、車体全体をリフレッシュさせることです

　まずは板金作業から入り、塗装屋さんから車が戻ってきたところで、車高調整キットの取り付けをさせて頂きます。サスペンションキットは”ＴＥＩＮ(ﾃｲﾝ)”「ＳＴＲＥＥＴ ＦＬＥＸ(ｽﾄﾘｰﾄﾌﾚｯｸｽ)」をチョイス致します。ショック本体は複筒式構造を採用し、車高を落としながらも十分なストロークを確保致します。また全長調式を取ることから、車高を変えてもストロークを変えずに済むため、乗り心地もほとんど変化が無いというメリットがあります

　フロントの車高は交換前でタイヤ接地面から、ホイールアーチ上部までノーマルで６８２ｍｍでした。交換後は６７０ｍｍを少し切るほどにセット致しました。

　リアも同様にノーマルで６９０ｍｍであったものが、交換後では６７２ｍｍとマイナス１８ｍｍと致します。

　オーナー様との打ち合わせも十分できないまま、取りあえず下したばかりの状態となります。

　ホイールはマーベリックの”０５５Ｓ”１８インチに、ピレリーのＰ１　２２５/４５をチョイス、フェンダーにほぼツライチになるようセッティングを致しました。今後オーナー様には早く元気になって頂き、走り込むほどにさらに車高は落ち付くものと思われます。早く良くなって再調整に着て頂けます様、お待ち申し上げています