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シフトロック対策

2012.08.18

 先日ご紹介いたしましたシフトロックが壊れ、Pレンジから一切シフトが抜けなくなったM≠aENZ R230 SL55のシフト修理を行います。本来であればシフトレバーからのアッセンブリー交換となり、価格もパーツ代だけでも20万円と、非常に高価なものとなります。しかし純正パーツにてアッセンで交換しても、また今後病気が再発し何処かで立ち往生する可能性があります。

 そこでプラスチック製のシフトロックレバーに代え、社外品ではありますが対策パーツとして、強化タイプのアルミ性のレバーが出ており、安いし今後二度とシフトレバーの破損はありません。アルミの削り出しで精度はかなり高いものと思われます。

 しかし交換作業は結構大変なもので、交換作業中レバーを動かす事が出来ればまだしも、壊れてしまったシフトは一旦PのャWションに入れれば、一切レバーを動かす事は出来なくなり、作業は困難を極め手間隙をかけ、我慢の作業となりますdokuro

 何とかレバーアッシーでの摘出が出来ました。

 ここから更に細かな分解作業は続きます。

 直接の原因となる“ガン”を削除、完璧にレバー中央にて真っ二つに折れてしまっています。この車両にはパーキングの解除ボタン等は一切付いていないので、一旦折れてしまうと一切のレバー操作は出来なくなります。

 オーナー様のご希望からせっかくばらすのであれば、取り外した純正パーツを新品で取り寄せ、全ての小部品は交換することにしました。

 そしてシフトレバーの対策パーツを組み込み、全てが組みあがったところで今度は取り外した時の逆の手順でパーツを戻して行きます。

 担当者は猛暑の中、我慢の作業から二日目にして完成致しましたase完成後はブレーキを踏み込むごとに、ロックの解除音がカチカチと小気味良い音が聞こえます。まだ壊れていない車両で、パーキングから他へのシフトに多少引っかかりのあるようなものについては、要注意です。転ばぬ先の杖として交換しておくのは得策だとは思います。特にR230/215/220の持病であり、ちなみに同車両は’04モデルの走行距離は30,000kmでしたsymbol6

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