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M≠aENZ SL55 AMGの整備のご依頼を頂きました。今回の内容はAT・デフオイルの交換及び、エンジンマウント・ミッションマウントの交換をさせて頂きます。
ATオイルを交換するに当たり、上記画像の必要なパーツのATフィルターとオイルパンガスケット・ドレンボルトに、純正 ATミッションプラグソケット・コネクタープラグを用意いたします。プラグソケットについては転ばぬ先の杖で、このカプラーのOリングが劣化することにより、オイルが配線を伝ってAT基板にオイルが回ることで、AT故障の原因となります。よってこの故障を未然に防ぐ事が必要です。
まずはATのオイルパンを取り外したところです。
取り外したオイルパンの下には磁石があり、削れた鉄粉がべっとりと磁石についています。磁石はスラッジ(鉄粉)を取るのが目的です。スラッジはAT内部の磨耗から発生をするもので、べっとり磁石に付いてるのが解ります。ATFが真っ黒になっていると、このようになってます。
オイルパンを洗浄すればご覧の通りとても綺麗になります。
外しついでにコネクタープラグも同時交換をすれば、間違いありません。この後、デフオイルも交換をいたします。
エンジンマウントは左右二つに、ミッションマウントも同時交換がお勧めです。
上記三つのマウントはエンジンとミッションを支えていますが、経年劣化とともにエンジンの重みでドンドンエンジンは下がり、ついにはメンバーと干渉をすることとなります。写真ではャ塔vが載っているかの見えます。よってエンジンの振動がそのまま室内にまで入り込んで来るのが分かります。
マウントを交換するに当たっては、エキゾーストを下ろさなければならず結構手間隙が鰍ゥります。
外した左の潰れてしまったマウントと、右は元気な新品のマウントではご覧の通り、全く高さが異なります。こうなってしまうととてもエンジンの振動も吸収することは出来ず、とても高級車とはかけ離れてしまうほどのノイズが発生をします
マウントを交換する事で本来のあるべく姿となり、室内にまで侵入していた振動は嘘のように消えます。少しこの頃うるさいなとお感じで、走行距離も6万キロを超えて来たら、そろそろエンジンマウント交換をお考え下さい。その代償として、とても快適な居住空間を得られることが出来ます